浴槽の湯を取り換えない日本人―中国紙

日本の友人宅で体験した風呂の入り方に驚いた中国人の寄稿記事が3日付の光明日報に掲載された。

数年前に日本の友人宅にお邪魔した時のことをいまだにはっきり覚えている。奥さんは湯船に湯を張り、「1番風呂にどうぞ」ともてなしてくれた。湯気がもうもうと立っている湯船の脇にはシャワーも備わっている。「いえ、シャワーだけで十分です」と答えると、「シャワーを浴びたら、湯船につかって下さい」と言われた。

言われた通り、シャワーを済ませて湯船につかった。最後に湯を抜いて、湯船をきれいにした。ところが、これを見た奥さんは驚いて色を失い、慌てて浴室のドアを閉めた。湯船に改めて湯を張りながら、「早く早く、みんなに知られてしまう」とつぶやいていた。

奥さんに聞いてようやく分かった。1番風呂の人が湯を抜くのは、日本人からすればもったいない行為だったのだ。日本人は体を洗ってから湯船につかる。体を洗わないで湯船に入るのはマナー違反だ。日本人の家庭では1度沸かした湯に家族全員が入る。1番風呂はその家の主で、次が子どもたち、最後に奥さんという順番だ。追い炊きをして翌日もその湯に入る人もいる。

日本人の風呂の習慣を知らない外国人からは、同じ湯に家族全員が入るのは不潔だと思われかねないが、私は、この習慣から日本人の清潔好きだけでなく、節約や環境保護の理念も感じた。

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