ヘビードリンカー、実際のアルコール依存は1割=米調査

アトランタ 20日 ロイター] - 米国では、過度な飲酒をする「ヘビードリンカー」のうち、アルコール依存症患者と診断される割合は10%にとどまることが、米疾病対策センターCDC)の調査で明らかになった。
ただ、同センターのロバート・ブリューワー氏は「この結果を『大量に酒を飲んでも依存症でなければ危険ではない』と解釈するのは間違いだ」と強調。節度ある飲酒の重要性を訴えた。
同国では、1週間の酒量が男性で15杯以上、女性で8杯以上に達する人が「ヘビードリンカー」と呼ばれる。
ブリューワー氏によると、一般には酒量の多い人の大半がアルコール依存だとみなされているが、専門家らは以前からこの一般論を疑問視。米国で成人13万8100人を対象に調査したところ、飲酒量が通常より多い人のうちアルコール依存の診断基準に適合したのは、10%だった。
さらに、前の月に10回以上大量の飲酒をした人のうち、アルコール依存と診断されるのは3分の1にとどまった。1年間の所得が2万5000ドル(約295万円)以下の家計でアルコール依存症患者が多いことも分かったという。
CDCは、アルコール依存かどうかにかかわらず、飲酒がらみで毎年8万8000人が死亡していると指摘。過度の飲酒は乳がん、肝臓や心臓の疾患に加えて飲酒運転による事故の原因にもなると警告した。

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